茶が好きになると欲張りになるもので全国各地の茶所で生産されている茶を淹れてみたくなる。
本来、茶を購入するには茶舗に出向いて購入したい茶(煎茶、玉露)などを淹れてもらい、味見を
してから購入するというのが常であるが、茶舗によっては試飲もなく店員が立っているだけの様なところももあり、
そういう店では茶の購入はしないほうが得策といえる。
そういう店では茶の購入はしないほうが得策といえる。
良い茶舗というのはこちらが何も言わずともお茶を淹れてくれるものである。
と、自分は思っている。
話が横道に逸れたが、インターネットの普及により全国のお茶がクリック一つで購入できるようになって非常に便利にはなったが、やはり味見あるいは試飲も出来ないネットでの茶の購入には勇気がいる。
しかし、なかなか全国の茶所を巡って茶を購入できるほど裕福でもなければ時間もないのであり、
どうしてもネットで購入となってしまうのは仕様がないことなのかもしれない。
どうしてもネットで購入となってしまうのは仕様がないことなのかもしれない。
そこで大切になってくるのが「茶の淹れ方」なのではと自分は思う。
ネットで購入した飲んだこともなければ淹れたこともない茶を初めて「淹れる」にあたり肝要なることは
湯の「一冷まし」なのではないか。
湯の「一冷まし」なのではないか。
いきなり熱湯で淹れるのは乱暴で渋みばかりが出てよくないであろうし、どんな茶かも知らずに上茶の適温である70度で淹れるのもどうかと自分は思うのであり、やはり初めて淹れるお茶の湯温は「一冷まし」で淹れるのが好ましいのではないのだろうか。
この「一冷まし」というのはその茶の持つ実力をフラットに再現できる方法なのであり、これはギターリストが使用したことのないギターアンプを使用する際に似ている。
ギターアンプはボリューム、ゲイン、トレブル、ミドル、ベース、プレゼンスなどをイコライジングして音色を決定するのであるが、使用したことのないアンプを使う際には全ての「つまみ」をオール5にしてから好みの音色にしてゆく。
このギターアンプにおけるつまみの「オール5」というのはそのアンプの特色を一番に引き出すことのできる値である。
茶も同様に湯を一冷ましすることによって、その茶の味や香りを知り、それから好みの「味」に寄せていくというのが
醍醐味なのではなかろうか。
醍醐味なのではなかろうか。
まず沸かした湯を湯のみに注いで少し待ち、茶葉の入った急須に注いで一冷ましである。
この一冷ましで一分程を目安に淹れてみる。
「うわ、めっちゃうまいやん」と淹れられたならばその時の茶葉の量、湯量、抽出時間、季節、その時の気持ち、体調などを記憶に留めておき、また次回も同じように美味しく淹れられるようにすればよいし、または「もうちょい甘いほうがええんちゃう」と思うのならば次回はもう少し湯を冷ましてみるとか「渋みが欲しい」と感じたならば湯温を上げてみるなどの「テク」を駆使して茶を淹れてみるのも面白いし美味しい茶を楽しむ秘訣なのではないのかいなと久々にブログを更新してみたりした寒の戻りが強い夜。